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第41話「運命の巡り合わせ」

ผู้เขียน: 白浪まだら
last update วันที่เผยแพร่: 2025-11-23 17:01:42
 昇降機が灰色の岩壁を抜けると、ようやくセリュオスたちは上層世界へと足を踏み入れた。

 セリュオスは無意識に目を見開き、息をんだ。

 中層の光あふれる街並みや、祭りの喧噪けんそうを知っているからこそ、眼前に広がる光景の落差が信じられなかった。

 そこにあったのは、整然とした建物群でも、きらびやかな文明の象徴でもない。

 広大な空洞と石材を利用した質素な居住地だ。

 岩を方形に削り、その石材を組み上げただけの簡素な住居が並び、その中央にはひときわ大きな影を落とす建物――だが、それですら石を積み上げただけの質素な造りで、威厳よりも寂寥せきりょうを思わせる城だった。

「……これが、上層……なのか?」

 セリュオスは思わずつぶやいた。

 もっと輝かしい世界を想像していたのだ。

 魔王が支配する領域であれば、むしろ中層以上の技術や力が結集し、恐ろしくも発展した大都市のような場所が広がっているはずだと思っていた。

 しかし現実は、中層の雑踏よりも静かで、むしろ雰囲気は下層に近く、後れを取っているようにしか見えなかった。

「中層より…
白浪まだら

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